「昔付き合ってた恋人が好きすぎて、結婚できなかったヤツいないの?」への雑感
早速ですが、この匿名ブログを読んでくれ。
昔付き合ってた恋人が好きすぎて、結婚できなかったヤツいないの? https://anond.hatelabo.jp/20181101150549
タイムリーに色々考えてしまって、しんみりしてしまった非匿名の増田です。
別れても好きなものは好きだろ
先日「世界のどこかで愛を叫ぶ」みたいなブログを書いたわたしです。
愛情が深いとか重たいとかは、既に受け入れました。それが所詮自己愛とか、執着とかかもしれないけど、他人への本物の愛に出来るようにしようと地味に頑張ってます。
まあそんな話はさておき。
この増田さん、「10年経って少し楽になった」というものの、その10年って途方もなく長くてつらかったんじゃないかな。なんて思ったり。
どんな別れ方をしたのかな、とか、どれだけ素晴らしい相手だったんだろうとか、どうして別れてしまったんだろうとか。
人の事情に興味本位で首を突っ込んでいいものじゃないのは分かるのですが、そういうものに思いを馳せました。
だってさ、「好きな人」から、「どうでもいい人」に落とすのって中々大変だよ。その人に非がなければ余計に。体験中なのでなおさら。
きっとこの増田さん、上手く昇華出来ない別れ方をされたんだろうな。っていうのが……つらくて……(自己投影する質)
相手のことを思うと、自分の中だけで折り合いをつけていかなくちゃならないことがあるのを目の当たりにしたので、余計につらい。だってさ、別れた相手にむけて後日感謝のメッセージなり手紙なり送るのは相手からすると恐らく不快でしかないじゃない。でも別れられた側としては自己満足でも相手に伝えたいし、わかってほしいじゃない。だから、どうにかして別れられた側は折り合いをつけなくちゃいけないけど、そんなの大勢いたらそりゃ上手く出来ずに長い時間掛けて引きずるよね。
好きでも、自分の幸せはまた別に考えなくちゃいけない
たださ、どれだけ相手のこと好きでも、もうその愛は相手に受け取ってはもらえないんだよ。
だって別れちゃってるんだもん。恋人として好きでも、もう恋人ではないんだもの。
この増田さん、結婚出来なかったことを後悔されてるんだろうか。一応これからの人生、何があるか分からないからわたしにも誰にも言えないだろうけどさ。
好きであることを貫くのもつらくて、けれども他の人を選べなくて。っていうのは、別れた最愛の恋人へも、それ以降付き合ってきた恋人へも、ひどい侮辱なのでは? と疑う自分もいるんです。
なんかね、上手く言えないんだけどさ。それはひどいんじゃないかな。自分で行動出来てないんじゃないかな。好きでいることを怠惰で続けて、他の人を愛せなかったのだとしたら、それはひどいんじゃないかな。
わたしがこの人を責める権利があるかどうかわからないけど。
この増田さんに同情はする。けれど、同じにはなりたくない。だって、別れた人をずっと怠惰に思い続けているのはつらいんだもの。
別れた人が大好きな人なら、その人のためにとびきりいい女(男)になって幸せになりたい。選んでくれたその人のために。別れを経験させてくれた・させてしまったその人のために、とびきりいい女(男)になって幸せになりたい。
人ってね、必要があるから経験するんですって。
(そんなこと言うと最愛の人を病気や事故で亡くした人たちはどうするんだ。って言われるかもしれないけど、まあそれは置いといて)
自分の選択で最愛の人を失ってしまった場合は、そこから学べることを学んで、未来にいかしていくしかないんだもの。
どうしたら良かったのか、とか、何かを学び取ろうとせずにただ怠惰に思いを引きずってるだけじゃ、そりゃ前に進めないよ。どういう別れ方をしたのか、わたしにはわからないから偉そうに言っていいことじゃないんだけど。
愛は抱えていていい。だって無理に捨てられないから。
でも、前には進まなきゃいけない。最愛だった人のためにも。あなたの人生は、あなたのものだから。
がんばろうよ。這いつくばってでも、どこかへ進もう。